認知行動療法について学んできました その2
前回の続きです。
前回は「同じ物事でも認知の過程は人それぞれ
なので、結果として感じ方や考えが変わってくる」
と書きました。
では、そもそも認知行動療法とはどのような時に
使うのかというと
行動を変えたい時
に使います。
しかし前回書いたように人間には認知するにあたって
「既存の情報に基づいて情報を選択的に取り入れる」
性質がある為、行動を変えるには認知の段階で変える
必要があるのです。
これを分かりやすくしたのが、アルバート・エリスが
提唱したABC理論です。ABCはそれぞれ下記のような
意味と流れになっています。
「出来事(Activating event)」
↓
「信念(Belief)」
↓
「結果(Consequence)」
認知の段階で変えるというのは、真ん中の信念、要は
考え方を変えるという事です。
そうすると出来事自体は変わらなくても、結果である
感じ方や行動が変わってきます。
簡単な例を挙げると、
友人が待ち合わせの時間になっても来ないという場面で、
「ごめん、30分遅れる」と連絡があったとします。
そうした場合、「もっと早く連絡しろ!」とか
「30分も遅れるなんて非常識だ!」と考えた場合、
結果としての感情はおそらく「怒り」でしょう。
これを違う考えで「事故ではなくて良かった」と
した場合、結果としての感情は「安心」になります。
実際、これを自分自身で行うのは結構大変です…。
常に自分を客観視する必要がありますから。
実践するのであれば、以下の流れで紙に書き出す
のが一番有効ですね。
①出来事を書く
②自分がその時に考えた事を書き出す(複数可)
③その考えにどういう感情を抱いたかを書く
④別の視点で違う考えを書く
⑤違う考えにすると感情はどう変わるかを書く
大切なこと
・出来事が変わらなくても考えは変えられる。
・考えが変わると結果である感情や行動が変わる。
また次回に続きます。
杉山
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